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『建築の記憶』展 [Art]

相変わらず、なかなか更新が続かないですね、すみません。

建築の記憶.jpg

先週、目黒の庭園美術館で開催中の『建築の記憶』展に行ってきました。

『建てられた地から動かすことのできない建築は、実際にそこを訪れない限り見ることはできません。また様々な理由により形を変えられてしまったり、時代の変化とともに失われてしまうこともあります。したがってわたしたちの建築体験の多くは写真によるものなのです。建築家の意図を的確に反映し、表現してくれる写真により、建築は多くの人々に共有され、歴史の中で普遍化されていきます。そして写真は、時として建築家自身も気づかなかった建築の新たな魅力を引き出してくれることもあります。
 展覧会には、記録として撮影された明治期の建築写真から、建築の魅力を独自の表現で切り取った現代の写真まで、約400点を7章構成によって展示します。竣工写真のみならず、構想段階である建築の模型を撮影した写真なども展示し、建築家の構想から現実化へのプロセスも紹介します。
 本展は、近現代の日本の建築を、同時代の写真家がどのようにとらえたかを辿りながら、建築史と写真史の変遷と接点を概観する試みです。これまで語られることのなかった建築と写真の関係を見据える視点を提示し、写真をとおして、それぞれの時代の建築に対する人々のイメージを検証します。』

というもの。

『建築は、実際にそこを訪れない限り見ることはできません。』というわりには日本国内の建築物の展示が多かったような気がしますが、身近に現存する建築(国立代々木体育館、等)の構想段階の建築模型や写真が見れるのはなかなか面白いです。

なかでも丹下健三、設計の東京カテドラル聖マリア大聖堂の模型や起工当時の写真は見れて良かった。

というのも、この東京カテドラル聖マリア大聖堂には以前から見に行きたいと思いつつ、なかなか行けていなかった場所。

でも、この『建築の記憶』展を見に行った勢いで、実際に見に行ってきました。

R0010489のコピー のコピー.jpg

R0010440のコピー.jpg

第一印象は、綺麗なカタチだなーとあらためて思いました。

とても有名な建築物なので知っている方も多いと思いますが、この東京カテドラル聖マリア大聖堂は真上から見ると十字架の形をしています。

ピクチャ 2.jpg

ここは自由に中に入ることができるんですが、内部は外見よりも数倍広く感じます。(残念ながら内部は撮影禁止)

そして、設置してある椅子に座り吹き抜けの天井や祭壇を見ていると、とても背筋が伸びるというか清められるような思いがします。本当に。
実際にここは丹下健三の葬儀が行われた場所で丹下氏自身とても思い入れがあった建築のようです。


ぜひ一度行って、見て、感じてください。


http://www46.tok2.com/home/arc/tokyo/bunkyoh_ku/tokyo_bunkyoh_01.htm


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コメント 2

wataru

おお!楽しそう!
実際に行っちゃったんだね。。。
君らしいよ♪
暇があったら行くでしょ
by wataru (2008-03-10 01:24) 

k-skee

to wataru

ぜひ暇をつくっていってください。『建築の記憶』より、東京カテドラル聖マリア大聖堂を見に行くことをお勧めします。
by k-skee (2008-03-10 02:30) 

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